クリス・ベニー
[ニュージーランド]ニュージーランド出身、ブリズベン(オーストラリア)を拠点にしているアーティスト。
今まで、The National Artists Self Portrait Prize (クィーンズランド大学美術館、ブリズベン、2013年)、Biennale of Sydney: Revolutions ? Forms That Turn (2008年); Contemporary Australia: Optimism (ブリズベン近代美術館、ブリズベン、2013年)、Plus Factors (Australian Centre of Contemporary Art、メルボルン、2006年).
その他、Gold Coast Art Award(2012年)とSwell Sculpture Festival Award(2013年)を受賞、Australia Council for the Arts New Work grant (中堅アーティスト枠)、2013 Regional Arts Development Fund grant等を獲得。
2006年には、Moreton Street Spare Room (MSSR)という、New Farm・ブリズベンを拠点に活動しているアーティストが運営するプロジェクトを展開。4年間を継続したこのプロジェクトは、家庭的な空間で親密な個展や、クィーンズランドのアーティストについて語るドキュメンタリー映画の上映が発表される。MSSRは、Arts Queenslandとブリズベン市より支援金も獲得。
2009年に、「ビデオ・アートと信頼性、そして光景的である現代においての実在との関係」をタイトルとした展覧会・論文が、Griffith Universityよりビジュアル・アートの博士号を取得。現在、Griffith University Queensland College of Artにて美術を教える。
Asialinkのプログラムとして行う、今回のレジデンスは、自然災害によって、今は使われなくなった物や建築物を利用し、新たな作品に展開するためのリサーチを行う予定。同様の取り組みを、「Grace and The Kissing Swans」という、ブンダバーグ(オーストラリア)で洪水によって破壊されたキャンピングカーの内部を、ビデオと音を用いた立体作品に変えるプロジェクトに使用した。日本でも、被災によって同じように影響を受けているものをリサーチし、作品に変える方法を探す予定。このリサーチの手助けとして、地域住民や遊工房のスタッフ、地元のアーティストに協力をもらい、アート界のプロフェショナルとの関係を構築するものとする。特に被災によるトラウマに関わる部分等、プロジェクトの配慮すべき点について、プロフェショナルな方とも相談する予定。
今回のレジデンスは、Asialinkのプログラムとして行い、Arts Queensland と the Australia-Japan Foundationの支援も受けている。
滞在期間 | 2014.11.01 - 2014.12.23 |
---|---|
滞在場所 | AIR-B |
作家HP | http://www.chrisbennie.com/ |
関連イベント
- オープン・スタジオ[Control Rooms] 12月12日 (金)ー 14日 (日)、 12:00−19:00 (最終日は17:00まで) オープニング・レセプション: 12月12日(金)18:00-