日本生まれ、クイーンズランド大学芸術学部（ブリスベン）を卒業。学部では最優秀生徒に選ばれ、最近博士課程を修了した。彼女はGriffith University Academic Excellence Awardを受賞し （2009-2011年）、2015年に東京藝術大学にて3ヶ月のレジデンシープログラムに参加した。

彼女の作品は、個人と文化として、「家」が我々に意味するものを探求する。彼女は、記憶のプロセスと我々の個人的な経歴の道しるべを構成する過去の断片を垣間見ることに特に興味がある。
記憶は定義上不完全で、時間の経過によって、物語の構造の流れから切り離された、大きな全体のより小さな部分である。また、彼女の作品は、特定の素材である木材が、その物語との個人的な繋がりを解明する、あるいは取り戻す助けになるかどうかを探求している。

再び東京で長期滞在制作するこの機会は、アイデンティティと属性の礎である日常の瞬間や些細なディテールへの洞察をもたらす。滞在中、彼女は遊工房での個展のための制作、そして、善福寺公園で開催されるトロールの森2017のためのインスタレーションを地域の方とコラボレーションで制作する。

滞在期間	2017.10.01 - 2017.11.30
滞在場所	AIR-3
作家HP	http://www.mikanakamuramather.com/