2017.12.01 - 2018.01.31
アナ・サムソエ&アンドレアス・ストゥビュエ・ジョハンセン
[デンマーク]アナ・サムソエは、選択したメディアで音響現象を生成し調査して制作する、デンマークのアーティストである。彼女の以前の研究はSchizophoniaやThe DNA frequency、 The Solfeggio Scaleのような音についての理論の移転と伝達に専念してきた。
音は人を形作るものであり、世界の概念だけでなく世界そのものを変化させるものである、と作品上で注目すべき評言である。近年、彼女は、様々なセラミック構造において音が、どのように共鳴するかを研究することに傾注してきた。彫刻の背景と陶器に対する強い情熱を持つ彼女は、作品の空間的形相に大きな関心を持っている。
遊工房アートスペースでの滞在中は、サムソエはアンドレアス・ストゥービエ・ジョハンセンと協働する。ジョハンセンは、デンマークのサウンドアーティストと音楽家であり、モジュラーシンセサイザーや自家製楽器を扱っている。彼は主にパフォーマンスやサウンドインスタレーション、磁気自己演奏の楽器や彫刻を供し活動している。
レジデンスプロジェクト
滞在中、2人のアーティストは、セラミックスの構造と電気の構造を混合したインスタレーションで作業する予定。エレクトロニクスの性質が不人情であるのに対し、セラミックスは伝統において擬人的である。
サムソエは特定の音響環境を持つセラミック彫刻を作り、ジョハンセンは彫刻を磁気電子システムと接続してサウンドインスタレーションを作る。遊工房アートスペースでのプロジェクトは、日本の陶磁器の伝統と東京のハイテク社会に頼っている。将来的には、人間の仕掛けに甚大な拘りを払って、このプロジェクトは調査し、オルタナティブなオブジェクトを作成する。
滞在期間 | 2017.12.01 - 2018.01.31 |
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滞在場所 | AIR-2 |
作家HP | http://annasamsoee.com/ |