2018.10.01 - 2018.11.30

サーラ・エクストロム

[フィンランド]

サーラ・エクストロムは、美学的、概念的に的確な成果を生み出すため、映像や写真、テキスト、インスタレーション、多様な媒体の実験に取り組んでいる。様々なイメージは作品として結合される。そこでは現実と虚構、成長と衰退、魅力的なものととても不快なものが互いに競い合う。彼女は変化の重要性を吟味する、一方で、我々の従来の物事を分類する方法に疑問を呈している。時間の混合度合は、鑑賞者をその次元で捕らえて、養い、侵食する。貴重なものが屑となり、取るに足らないものが価値ある何かのように変化するように。創造過程は、放棄されたもので溢れた、放置された荒地で始まる。時間の重さと無重力は、回想と忘却の相反する願望と重なり合い、彼女の芸術の中心である。

滞在中、彼女は、様々な種類の膜の類似性とその目的である防護の盾としての、バリアー、カモフラージュのような変態に焦点を当て、新作のシリーズを制作する予定である。主題に近づくため、彼女は昆虫の蛹や人間の皮膚、植物の部分のマクロ画像を撮影するために8mmフィルムを使う。プロジェクトのために、遊工房の近隣で集められた昆虫や植物を用いる。

滞在期間 2018.10.01 - 2018.11.30
滞在場所 AIR-3
作家HP http://www.saaraekstrom.com/