ナタリア・エスクデロ（サラゴサ,スペイン出身）は、ただ変動するアイディアとして存在し、全体に点在する断片を集めようと実践するビジュアルアーティストである。見つけたものでの繊細な組み立てや言葉、ビデオなどによる彼女のインスタレーションでは、アートと実生活の境界は消え、異なる部分の間で潜在的な感情を再現しながら、循環としてライフとアートが現れる。
ナタリアはマドリード・コンプルテンセ大学の学部を卒業し、カッセル芸術大学の修士を修了した。彼女の多岐にわたる展示経験に加え、彼女はmembrane.networkの共同設立し、documenta14のオフィスで渉外に就き、ウィリアム・ポープ：Lによるパフォーマンス“Whispering Campaign” の舞台監督を務めるなど、他の専門的展開と共に芸術的活動を遂行した。

滞在プラン:
遊工房では、祖父母の家にあった陶磁器に基づいて、学際的なプロジェクトを行う。 滞在中、日本の技術である金継ぎに基づいた錬金術を実践し、時間の経過に伴う物質の絶え間ない変化について考える。このプロジェクトを通して、断片化や修復、変容の過程の経験を深め、日本の物理的地勢と金継ぎに対する最近の普及の間の類似性を現そうとする。
リサーチと制作の成果として、オープンスタジオを予定している。
*本プロジェクトはINJUVE（スペインの青少年協会）の助成により行っている。

*Project financed by INJUVE, the Youth Institute of Spain.

滞在期間	2019.02.01 - 2019.03.31
滞在場所	AIR-1
作家HP	http://www.nataliaescuderolopez.com/