ジュリア・サントリは、ブルックリン(ニューヨーク)を拠点に活動する学際的なアーティストであり、実験音楽家、作曲家でもある。声、反響、電子回路、及びインスタレーションを用いて没入的かつ不安定な環境を構築し、彼女の作品は、歌の構造の物語へのアクセスのしやすさを保ち続ける間、協力的で、サイトスペシフィックな音のアプローチの身体的な意味を混在させる。彼女の発声へのアプローチは、審美的な環境がしばしば共鳴する明快さと激しい音の状況の間で形勢一変にするうちに、傾聴し、感情移入したりすることへの関心と共に体系化した実践と融合する。本プログラムはアジア・カルチュラル・カウンシルの助成による。

遊工房では、昨年のISSUE Project Room(ニューヨーク)での滞在制作から続く一連のプロジェクト”Siren Sore”に取り組む。この長期的な突然変異のプロジェクトは、領域横断的コラボレーションを通して、ヴィジュアル作品、録音アルバム、ライブパフォーマンスとして明らかにする。サントリは、能や歌舞伎、現代的ノイズ、実験音楽に焦点を当てつつ、日本の学際的ジャンルにおける動きや実践、体系化された音、音声技術の関連性を学ぶ。彼女は研究をサウンドインスタレーションとパフォーマンスのための彫刻制作や振り付けに融合させる。その成果はオープンスタジオにて共有する。

滞在期間	2019.04.01 - 2019.05.31
滞在場所	AIR-1
作家HP	http://juliasantoli.net/