2019.05.01 - 2019.06.14

ギリース・アダムソン・センプレ

[イギリス]

ギリース・アダムソン・センプレは、スコットランド生まれ、ロンドンを拠点に活動するアーティストであり、キュレーターである。視覚的語法を作り提示するため、ディスプレイや装置を使って作業する。会話やコミュニケーション・システムから瞬間を隔離することがよくある。 フレーズ、イメージ、ダイアグラムは、構築された枠組み内で、再配置され再評価され、「現実世界」の起源を持つ素材に対して異なる声を出してみる。彼の作品は、歴史をカウンターウエイトとして郷愁に再配置するように取り上げ、そして彼自身の視覚言語の中で再構築される素材として、個人的な出会いやより広い出来事の瞬間を描いている。

遊工房でギリーズは、”聞くこと”や”見ること”の双方を駆使することにより、今までと異なる、コミュニケーションのより大きな体験をすることになるだろう。ギリーズは、日本で見られるディスプレイ装置の代替モードを、特に博物館施設内で、そして、容易に近づける公共広告やメディアを通して見ることができるだろう。表面やその表現のメカニズムへの関心が高まり、英国とは異なる言語システムを経験するため、言語の後ろにあるコミュニケーションとの関係性を探っていくだろう。彼はこうした情報を、研究素材を元に、エッセイ的な映像作品に取り入れたいと考えている。

滞在期間 2019.05.01 - 2019.06.14
滞在場所 AIR-2
作家HP https://www.gilliesadamsonsemple.com/