cross dissolve

清水総二、要田伸雄 [日本]

2014.06.11 - 2014.06.29

絵画の制作プロセスや、生成されるヴィジュアルや素材となるモチーフにおけるフィクションとノンフィクションの関係などに興味をもつ清水は、今回「フレーム」について再考する。絵画はその短形の内と外を分断しながら存在する。その境界となるキャンバスのふち、「フレーム」のあり方、空間との接し方を考える。

要田は日常生活や身振り、映画や小説を含むフィクションなどの観察からそれらの構成要素を選び出し、物質的なものと非物質的なもの(気分、感情、レトリックなど)を同じ次元の素材として扱い、それらを作品において再配置し、ものごとの認識とそこからのずれ、ずれからのものごとの認識を表す試みを行う。

二人の作家の個別の興味のかたわら、それぞれの作品の関係性は例えば利用、依存、貢献、干渉、協力などの言葉で表されるような関係性を行き来し、個々の作品の枠組みもその空間的関係性の中で違った様相、異なるレイヤーを生む。


(※クロスディゾルブ : 一つの場面が徐々にフェードアウトしつつ、次の場面が徐々にフェードインする映像編集方法)

展示期間 2014年06月11日(水) - 2014年06月29日(日)
展示時間 12:00-19:00
展示場所 Youkobo Art Space Gallery

関連イベント

  • オープニング・レセプション: 6月14日(土) 17:00 から