Jun O 巡桜

Jun O 巡桜 [　　]

2015.04.11 - 2015.04.12

Tukap
意味論的自己の皮膚

身体の身振りにより「立体物・衣装」が動かされるにつれて様式化された予測不能な意味は出現し、ついに現状を思いがけない慧眼の儀式に変質させる。

アイヌ語で「ふたつの皮膚」の意である本展示「Tukap」では、伝統的な古の儀式が再現され、衣装という行為の特性を通してそれらの根本を実現させる。　

展示される衣装は原始アニミズムの迫力、国家のシンボルとして誤用された太陽の象徴的要素が含まれる日本の衣服における崇高、それらの特徴的背景にインスパイアされている。

プロフィール
巡桜（Jun O）
芸術家。ファッションという媒体を通して衣服における推理的な限界に挑戦し、意味論的自己の皮膚としての衣装を研究し続けている。衣装作品は有機的な要素として捉えられ、総合し接続的な膜のように、身体・建築空間・生命の動きを繋ぐものだと考えている。
巡桜は衣装のポスト・機能性について研究し、固定化された社会的アイデンティティーへの廃れた熱望を超えようとする、哲学的プロポーザルを模索している。また、叛乱の概念としてのポスト・ファッション議論の基準となり、自己と社会への望みを再構築することを追求している。
今回は、「立体物・衣装」をパフォーマティヴ・インスタレーションとして発表する。

展示期間	2015年04月11日(土) - 2015年04月12日(日)
展示時間	11日(土)14:00-21:00まで／12日(日)14:00-19:00（パフォーマンス終了まで）
展示場所	Studio 2