相手の作品を自分の作品で記述する
灰原千晶、室井悠輔 [日本]2018.03.21 - 2018.03.25
《展示コンセプト》
ある種古典的な西洋美術の寓意やメタファーに侵されてきた灰原は、物語や象徴性のあるものに対する人々の手触りに触れながら、人々の歴史認識や共同体意識、またそのプロセスに関心を寄せてきました。一方、路上のグラフィティから影響を受けた室井は、芸術の外側を肯定する考え方としてアウトサイダーアートへの関心を持ちつつ、風景とレディメイドを用いて自身のアイデアを形にしてきました。
全く異なる方向性を持つ2人が組まれた展覧会で、今回、彼らは互いの制作あるいは作品について、各々の作品制作を通して記述を試みます。互いの作品を各々の作品で記述することを同時代の者同士が正面から取り組むことで新しいコラボレーションの在り方があらわれるかもしれません。
《展覧会開催概要》
グローバルアートプラクティス専攻は、グローバルな現代アートの文脈で指導的な役割を果たすアーティストの育成を目的として2016年に東京藝術大学に開設された専攻です。この度、プログラム活動に大きく貢献した学生による選抜展を昨年に続き遊工房アートスペースにて開催致します。
展示期間 | 2018年03月21日(水) - 2018年03月25日(日) |
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展示時間 | 12:00-19:00 |
展示場所 | Studio 3 |
作家HP | http://gap.geidai.ac.jp/ |
関連イベント
- オープニングレセプション:3月21日 18:00-20:00