多島海

ナタリア・エスクデロ・ロペス [スペイン]

2019.03.20 - 2019.03.24

ナターリア・エスクデロは、サラゴサ(スペイン)を拠点に活動しているビジュアル・アーティストである。スペインのマドリード・コンプルテンセ大学学部絵画科を卒業、ドイツのカッセル芸術大学でラーダマッチャー教授に師事し、Art in Contextコースの修士を取得。彼女の作品はスペイン、ドイツの他、海外で多数の個展及びグループ展で多数発表されている。

実践を通して、彼女は変容するアイディアとして存在するだけの全体がばらばらになった断片を集めようとする。彼女は最終的に、見つけたものや言葉、ビデオなどをサイトスペシフィックなインスタレーションとして繊細に組み立てる。この共通する想像力を使うことで、アートとライフの境界を曖昧にする。彼女の貢献は簡単であるが簡潔である。些細な行動を通して、彼女は隠されたものを明らかにしようとする。そのメッセージは、見ることへので気づきを導くものである。
遊工房では、最近壊された祖父母の家で見つかった陶磁器の台を基に、学際的なプロジェクトを行う。日本に滞在中、地質学的現象の破壊への物質的な反応として、日本の金継技術に取り組む。この実践は、破砕、運動、変化のプロセスに対する彼女の関心を深め、日本列島の風景、そして近年普及した金継ぎの類似点を述べる。「焼かれた粘土の破片が流動的なアイディアの海に漂う島々を思い起こさせる。一方でこれらの島は取り扱いたいものだと思ったのだ。と彼女は言う。

展示期間 2019年03月20日(水) - 2019年03月24日(日)
展示時間 12:00-19:00 (last day till 17:00)
展示場所 Studio-1
作家HP http://www.youkobo.co.jp/air/2019/02/natalia-escudero-lopez.html

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