石の体温(と)呼吸の足跡
櫻木綾子、加藤康司 [日本]2019.03.20 - 2019.03.24
人類は止まることなく自然環境に介入を続け、もはや私達にとって、人工と自然を区分する境界は見つからない。災害に脅かされる昨今の日本の状況を、自然の報復とみるのは些か言い過ぎだろうか。例えそうでなくても、人間と自然の共存は、これからだってずっと重要な課題であり続けるはずだ。この壮大なテーマを、私達の目の前に広がる風景から考えてみるのも、いいかもしれない。主に映像作品を手がけ、社会と自身との関係性、見えない権力構造を探求する加藤康司と、ファッションデザインを学び、東日本大震災を機に、生と死、日常の美をテーマに制作を続ける櫻木綾子。異なる関心を持ち、一見すると相容れない両作家が、現代における「人間」と「自然」をテーマに掲げることで、化学反応を起こしながら交差します。
《展覧会開催概要》
グローバルアートプラクティス専攻は、グローバルな現代アートの文脈で指導的な役割を果たすアーティストの育成を目的として2016年に東京藝術大学に開設された専攻です。この度、プログラム活動に大きく貢献した学生による選抜展を昨年に続き遊工房アートスペースにて開催致します。
展示期間 | 2019年03月20日(水) - 2019年03月24日(日) |
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展示時間 | 12:00-19:00 (last day till 17:00) |
展示場所 | Studio-3 |
作家HP | http://gap.geidai.ac.jp/ |
関連イベント
- 3/22 17:00- Talk, 18:00- Reception