2016.04.01 - 2016.09.30
堀内 崇志
プロフィール
堀内崇志(北海道出身、1991年生まれ)東京を拠点に活動している美術家。2014年日本大学芸術学部を卒業。2016年まで東京芸大で学ぶ。
個と社会、そして両者の関係性をテーマに、自身を題材にしつつ作品を制作している。社会から孤立した物質的な個と、関係性の中での不確かなイメージとしての自己がどのように関わり合い、個を取り囲む社会がどのようにして現れてくるの かに関心がある。
卒業制作(2016)では、作者の住んでいた部屋の中の(生活必需・所有していた)すべての商業製品を展示会場にコインの形状に配置、中央のテーブルには空になった部屋のリアルタイム映像と、路上生活を実践している映像を対置している。展示の修了時にはそれらのもののすべてを処分し、借家も解約した。資本と芸術の観点からギリシャの哲学者であるディオゲネス(紀元前412-323年)をモデルとして[ホームレス生活]を行い、既に与えられた社会とのつながりを意図的に断絶することによって、個というものを再び見出しつつ、既存の社会システムのあり様や自己と社会の関係性を模索している。
プラン
現在行っているホームレス生活を通じて経済的マイノリティの調査するフィールドワークを継続して行います。同時にスタジオを利用して、日々の記録をドローイングや彫刻、アッサンブラージュなどの制作を通じ、資本と芸術とその先をテーマに形として残していきます。継続的な実生活のドキュメンテーションと社会学的なリサーチとが結びついていく制作実験を目指します。
グループ展「実験中」開催。
2016年7月20日(水)-25日(月)
24日(日)21:00-出展作家と非公開会議実施。
活動期間 | 2016.04.01 - 2016.09.30 |
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滞在場所 | Y-AIR Studio |
作家HP | https://www.instagram.com/takashi.horiuchi.101/ |
作家HP | https://www.facebook.com/youkobo.yair.studioprogram/ |