川越健太
プロフィール:
1982年 神奈川県生まれ。東京と茨城を拠点として活動している。
2008年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 修了。デザイン制作会社にて勤務した後、2011年から2017年まで東京藝術大学にて教育研究助手、非常勤講師、アシスタントを務める。2016年にはTERMO生命科学芸術財団 現代美術助成を得て、ドイツを中心とした十数都市を訪れヨーゼフ・ボイスに関わる研究と制作を行った。
主な展示に、「いくつかの現れ」リスト・デベロップメント株式会社(東京, 2017)、「Polka Dot Exhibition by Assistant at GAP」銀座三越(東京, 2017)、「In Progress」ゼンダイ・コンテンポラリー・アート・スペース/上海ヒマラヤ美術館 別館(上海市, 中国, 2015)などがある。
写真の実践から発見した構造と時間(プロセス)という論理性を起点として、絵画や彫刻などの異なるメディウムが持つ固有性を方法論として読み替えることを試みている。このときメディウムの固有性は、物質によって抗い難くその同一性を主張する一方で、通訳可能性(マトリクス)を明らかにする。この選り分けられた性質を、もう一度新たな単一性 ーー新たなメディウムへとむけて、組み立て直していくことを目指している。
活動プラン:
近年制作しているレリーフ状のコラージュ作品の展開を試みたいと考えています。
また、プレゼンテーションや対話などプログラムの様々な機会を有効に活用し、一方では意識してこなかった要素を拾い上げつつ、もう一方では作品のもつ構造を明確化させたいと考えます。その成果として、メディウムそのものを写し変えることを目指します。現在のところ、イギリスの前近代の美術作品とダンスの歴史について、調査を行いたいと思っています。
活動期間 | 2018.05.01 - 2018.07.31 |
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滞在場所 | 5/1-6/14 Youkobo in Tokyo, 6/15-7/31 Acme Studios in London |
作家HP | https://www.instagram.com/london_tokyo_y_air |